講義内容(第9回研究会)
講義内容(第9回研究会)
「ウェットラボ:猫のシャンプー」の実習の様子
「ウェットラボ:猫のシャンプー」の実習の様子
今回は稲富講師による第2回の猫シャンプーの実習でした。初めに講義を行い、猫を洗うタイミングやシャンプー製剤の選び方を学習しました。
稲富講師のデモンストレーションの後に、参加者の皆さんにも猫シャンプーの実習を行っていただきました。シャンプーの仕方ももちろんですが、猫の保定も深く学ぶことができ、大変充実した実習でした。
耳鏡検査は、動物にとって非常にストレスの強い検査です。本実習では、できる限り、動物へのストレスを減らすテクニックを学んでいただきました。
耳垢塗抹検査では、顕微鏡を使い、黴菌(実習では球菌と酵母菌)を見分ける大事な視点を学んでいただきました。
① 実習を行う前に、検査について講義をしています
② 耳鏡の使い、ストレスのかかりにくい検査の仕方を実演しています
③ 受講者の皆さんが耳鏡の使い方を模型を使って学んでいます
④ 受講者の皆さんには、顕微鏡を使ってもらい、プレパラートに塗抹した耳垢を見て、黴菌の区別の仕方を学んでもらっています
「JUKI様提供」のロックミシンを使い、2着のロンパースを30分くらいで縫い合わせると、デモの写真のように、安価で簡単に「治療服」を作れます。ロックミシンとロンパースを使った治療服の実習は、今後も定期的に開催しますので、是非、ご参加ください。
今回は、全3回の内、第1回目の稲富講師によるWETラボでした。猫の解剖学的・身体的特徴に沿った保定方法と、犬と全く違うシャンプーでの注意点とコツを講義していただきました。今後の猫シャンプーシリーズ(WETラボ)も楽しみにしてください。